いくらエステ並みのパワーと効果を誇るケノンといえど、あまりにも適当に使っていては効果は出にくいものです。カートリッジ一つで最大200,000回の照射ができるコスパ抜群のケノンをもっとお得に使うためにも効率よく、しかも肌に優しく安全に使えるポイントをいくつかまとめました。

【押さえておきたい9つのポイント】

【ケノンに採用されている光脱毛・IPLの仕組み】

ケノンをはじめ家庭用脱毛器には色々ありますが、脱毛方式だけでいうとレーザー脱毛とフラッシュ脱毛、いわゆる「光脱毛」に大きく二分されます。
本来レーザー照射は医師が「治療」として行う医療行為ですが、正しく使って麻酔などの処置が必要ないほど出力を弱めたものなら家庭で使用してもいいことになっているようです。しかし2017年、レーザー式を採用していたT社の家庭用脱毛器が販売中止になりました。そのため現在では家庭用脱毛器はIPLによる光脱毛が主流になっており、ケノンもその一つです。

ケノンの光脱毛に使われているIPL(インテルス・パルス・ライト)という技術は、黒いものは光を吸収して熱を発生するという性質を利用したものです。紫外線を除いた複数の波長を持つ光を当てることで黒い色素を持つメラニンに熱を集め、メラニンの複雑な化学式をバラバラにして働きを弱める技術。このIPLはメラニンの少ないもの、肌の白い部分には光を通しにくい性質があります。ですから肌を火傷することなく皮膚下のメラニンだけに働くのです。
このIPLが毛根のメラニン、「毛乳頭」という部分に作用すると毛が抜けやすくなります。これがケノンの光脱毛の仕組みです。

【まず余分な体毛を剃りましょう】

ケノンによるIPL効果を高めるには、毛根に向かって効率よく光を当てる必要があります。IPLは毛根のメラニンに働きかけて組織を弱めることで脱毛効果を発揮するので、どこに毛根があるのか見えないほど体毛が濃い場合は思うように光が届かないことがあります。この場合あらかじめ体毛を軽く剃っておいたほうがいいでしょう。

その場合は肌を傷めないためにも剃りすぎず、(どのみち脱毛するのですから)毛根の黒い部分が分かる程度に控えめに体毛を剃りましょう。その際は電気シェーバーや剃刀などでさっと剃るようにします。

【ケノンを使う前後によく冷やします】

ケノンを使用する前後には、赤みや炎症を予防するために保冷材などでしっかり肌を冷やしましょう。冷やすのは照射の直前までよく冷やし、終わった後も熱による刺激がありますから入念に冷やします。
私用前後に肌を冷やすのはケノンの販売会社でも強く勧めており、製品を購入した際に保冷剤が付属品についてくるくらいです。

ケノン購入時の付属品では保冷に小さすぎる場合、氷枕として使うような大きいサイズの保冷剤やタオルが便利です。特にタオルは畳んだり広げたりと顔をうずめたりと形を自由に変えられるため、顔や手足はもちろん背中にも使えるでしょう。

【跡がついてもOK!肌にしっかり密着させます】

光脱毛は皮膚の深い部分にしっかり光線を利かせることで初めて効果が得られます。ですからケノンを使う時も光を漏らさないよう、ハンドピース部分をぴったり肌に当てる必要があります。
またケノンの自動照射モードを使う時も、肌の微弱な静電容量を感知して自動的にセンサーが働く仕組みになっているため、これも密着させましょう。

もちろん必要以上に強く押しあてる必要はありませんが、ケノンは同じ部位に何度も照射することをお勧めしていません。少しくらいハンドピースの跡がついていた方が「どこに当てたか」の目印になっていいのです。

【続けるために、まずは最弱レベルから】

ケノンの脱毛はレベル1から10まで、光を当てる強さを調整できます。
レベル10はエステ並みのハイパワーですが、その分肌へのダメージが大きいため「痛すぎて無理」という意見もあります。反対に「ほとんど痛みを感じない」「何をやっているかすら分からない」と多くが感じるのがレベル1から2です。一般的にはレベル7~9が効果の上でも肌への影響面でもバランスが取れているようです。

効果の面では劣りますが、敏感肌の人はこのあたりから初めて様子を見た方がいいでしょう。そして大丈夫なようなら徐々に照射レベルを上げていって、無理なく続けられるレベルと回数を探っていくといいようです。

【連続照射は1回がコスパも良くて効果あり】

ケノンには1発から3回・6回と連続で照射できる機能がありますが、まず弱いレベルで試してみて肌に影響がないようなら連続照射は1発で済ませた方が長い目で見るとお得になります。
これはコストパフォーマンスの面だけではなく、肌に長い間負担をかけないためでもあります。逆に肌が弱い人は弱いレベルで6回の連続照射を、保湿などのケアを入念に行いながら気長に続けていった方が肌には優しいでしょう。

【少しずつでもいい、とにかく続けること!】

照射レベルや回数によっても異なりますが、ケノンを使い始めてから1週間程度で毛が抜け始めます。それまでは一見効果がないように見えますが、続けている限りは毛根にしっかり光は届いているので気長に待ちましょう。
また体毛には生え変わりのサイクルがあります。毛の部位や個人差・環境による違いなどもありますが、毛乳頭に栄養がいき成長が著しくなる「成長期」と毛乳頭の細胞分裂が止まって毛が抜ける「退行期」を繰り返します。さらに体毛の8割がこれから生える準備をしている「休止期」にあたるそうです。

ですから今ツルツルの部分もこれから毛が生えてくるでしょう。完全脱毛を目指すならこのサイクルをすべて止める必要があるため、時間がかかるのは仕方がありません。無理なく気楽に続ける方法を探していきましょう。

【日焼け肌には効果なし!紫外線に注意しましょう】

ケノンに使われているIPSは皮膚のメラニン(メラニン色素)に働きかけるものです。このメラニンは紫外線を浴びることで増大します。日焼けは日光を浴びることで起きる火傷のような現象ですが、体内では皮膚を守ろうとメラニンを作る細胞が活発化しているのです。メラニンには紫外線を吸収して皮膚の深い部分(真皮)を守る役割がありますが、このとき色素であるメラニンが増殖すると皮膚に沈着してくるため肌が黒くなります。

IPSによる脱毛はこの仕組みを逆手に取り、紫外線を含まない特殊な光線を浴びせることでメラニンの組織を弱めるものです。ですから紫外線を浴びるとケノンの効果が薄れるばかりか、肌が黒くなることで毛根ではなく肌のほうに熱が集まるため、脱毛効果よりも火傷や肌荒れのリスクの方が高くなります。
さらにケノンによる脱毛後は肌が乾燥しているため、より紫外線のダメージが大きくなります。

【何はともあれ保湿ケアが大事です】

ケノンは強い光を使い熱を発生させるため、表皮の水分が奪われ肌も乾燥しがちです。ケノンを使用した後はクリームなどで肌を保湿・保護しましょう。

肌が乾燥していると少しの刺激や温度差にも敏感になるため、ケノンを使用した際に熱さや痛みを感じることも増えてきます。また肌が乾燥してくると水分や油脂によるバリア機能も損なわれるため、実際に肌荒れや火傷のようになる恐れも増えてきます。
ケノンは比較的肌に優しい脱毛器ですが、製品の性質上肌はとてもデリケートになっています。刺激の強い化粧品を使ったり、石鹸やナイロンタオルなどで身体を洗いすぎるなども避けた方がいいでしょう。

ちなみに肌に水分があり柔らかい状態だと毛が抜けやすくなるようです。

【まとめ】

ケノンを効率よく使うには紫外線を浴び過ぎない・日焼けしない・肌の保湿に気をつけるといったことが必要です。またケノンの効果をより感じて頂くためには前もって余分な体毛を剃り、保冷することも大事です。さらにもっと大事なポイントは自分のペースをつかみで安全に「続ける」ことです。
以上のことを守ってツルツルの美肌を手に入れましょう。